店主がなったぎっくり腰と、その対処
先日、ぎっくり腰になりました。
床に落ちてしまった洗濯物を、お辞儀の要領で取ろうとして、ぐき、っと。
上体を起こすことができなくなり、伝い歩きで寝床まで行って、寝転がりました。
そこで、どの筋肉がどうなったのか、チェック。
ひねってみたり、動かしてみたり。
どこで痛みを感じるか、どういう動きができるか、試してみました。
店主の場合、よりによって骨盤内から腰椎に伸びている大腰筋が、がっちりと緊張していて、伸びてくれません。
それでは、腰が曲がったまま伸ばせないのも道理。
さらに、胴体が骨盤にぐいっと近づいているせいか、骨盤が開いてしまっています。
そのまま身体を支えようとする結果、大臀筋から伸びる腱をはじめ、足の両脇が緊張しています。
この二点を何とかしないと、まともに立つことができません。
ただ、足の両脇を揉むことはできるのですが、骨盤内の筋肉をどうすれば……と悩んでいると。
「わたしがぎっくり腰になったとき、転がったまま足をまっすぐ引っ張ってもらったよ」
と、保育士が助言をくれました。
なんでも、足を普通に立つ方向に引っ張ってもらって、その後足裏のかかとそばを押してもらった、と。
そうすると、痛みが軽くなって、再発はしなかったそうです。
なるほど、身体の重さで軽く固定して、引っ張ることで骨盤内の筋肉をストレッチ、と。
その後かかとの際を押すことで、深部筋への血流刺激、かな?
理は通るので、保育士にお願いして、自分でもやってみると……痛みは激減。
ずっと身体が緊張していたせいか、よたよたはしますが、まっすぐ立つことができるようになりました。
ある日、知り合いが目の前でぎっくり腰らしき状態で、腰を曲げたまま動けなくなったときに、即座に上記の方法を試しました。
店主は急ぎの用事ですぐその場を離れたのですが、知人、そこからすぐ痛みもなく動けたそうです。
「本当にぎっくり腰になったのか、わからないんだよね。あれ、なんだったんだろう」
すぐに楽になってしまうと、痛めたときの様子がわからなくなるもんなんですね。
ほぐし処 ねこや
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