日本、疫鬼との闘いの歴史
ねこやあるじ、こと、西田でございます。
その習慣(というか風習)は、いつからなのか、ご存じですか?
長く残る風習を紐解くと、そこには、疫鬼との闘いの歴史が刻まれておりました。
手水場の起源
穢れを払う、という意味で水はよく使われます。
全身を清める**「禊」があって、後々(とはいっても起源250年ごろ**)に崇神天皇が手水場設置を推奨したとのこと。
やはりそのころにも、感染症が日本全土に蔓延してしまったそうです。
奈良時代の天然痘
日本史を齧った方には、奈良時代の後期、藤原京へ遷都をしたあとの天然痘の大流行は記憶にあるかと思われます。
当時の政治中枢にあった藤原四兄弟がことごとく亡くなり、全国での感染者多数。
当時の天皇であった聖武天皇が、奈良の大仏を建立の決意をするきっかけとなった病です。(その後、桓武天皇が平安京へ遷都)
つまり、現代に残る大仏像・奈良の大仏は、疫病退散祈願という大きな願いを背負って建てられたものだったのです。
平安時代の感染症対策
平安の世になっても、病の恐怖と闘う日々です。
一見わけがわからない、「方違え(かたたがえ)」という行動ルートの変更。
方違えをする理由のなかには「通るつもりの道中の先に、病で死んだ人や動物がある」という、あまりにわかり易い指標があります。
悪い方角や場所にはいかない、という曖昧なものも合わさってはおりますが、要するに、目に見えない穢れ(疫鬼を含む)を避けるためでした。
平安時代のソーシャルディスタンスですね。
物忌というセルフ隔離
方違えがソーシャルディスタンスなら、「物忌(ものいみ)」は、セルフ隔離。
一週間?二週間? 学んだ時には長いと感じていましたが、いまならわかります。
そのくらいの時間があれば、感染から発病するまではもちろん、発病したとしたら、治癒するか悪化するか、はっきりする期間です。
理由はともあれ、感染症対策的には正しい言い伝えです。
日本の文化に刻まれた対策
と、このように、文化に感染症対策が入っているのが、日本、でございます。
これからの乾燥した日々、感染症対策に手指の消毒、手洗い、うがい、適度な距離等心がけてすごしましょう!
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