mRNAワクチンってどういうもの?(説明と実感)
ねこやあるじ、こと、西田でございます。
20日にモデルナのワクチンを打ってきて、副反応もしっかり味わいました。
実感を込めまして、mRNAワクチンの説明と実際に打ってみた感想を。
mRNAワクチンはどういうものかというと、ウイルスそのものではなく、ウイルス表面のとげとげ部分(=スパイクタンパク質)の『設計図(=mRNA)』を身体に入れて、取り込んだ細胞に作ってもらうものです。
そして作られたスパイクタンパク質に対して、身体は異物排除の反応(=抗体反応)をして、覚える(=免疫を得る)のです。
しっかりとした説明はこちら(お医者さんが説明していらっしゃる厚生省のページが開きます)でどうぞ。
さて、なぜmRNAワクチンの安全性が高い、と言われているかといいますと。
①コロナウイルスを直接身体に入れない&本体を作る設計図を入れないので、コロナウイルスが身体で増える心配がない
②mRNAは一定時間経つと形が崩れて設計図として役にたたないものになるので、延々とスパイクタンパク質が作られることはない(逆に言うと、低温で凍らせて形が崩れないようにしているため、溶かしたら一定時間内に使わないと役に立たなくなる)
③mRNAはあくまでタンパク質を作るための設計図であって遺伝子(DNA)とは違う構造なため、遺伝子に組み込まれることはない
以上が挙げられます。
安全性とは別の話ですが、体内でスパイクタンパク質を作って、それから抗体反応が始まるため、打った直後ではなく、時間が経ってから副反応が起きやすくなることが考えられます。
実は、新型に限らず、コロナウイルスへのワクチンは作りづらい、というのが通説でした。
理由は、スパイクタンパク質の先端の部分がコロコロと変わる(=変異する)から。
病原体を卵などで増やして(=培養して)作る生ワクチンや、培養した病原体を発症しない形にして作る不活化ワクチンは、ワクチンとして出来上がる前にウイルスが変異してしまいます。
困ったことに、抗体反応というのはより身体とは違うタンパク質に反応しやすいので、変異しやすい先端の部分に対して多く作られてしまってしまうのです。
というわけで、抗体反応で作られた免疫の形と、変異したコロナウイルスの先端の形が違うものになってしまっていたため、予防効果としては微妙なものになってしまっていたのです。
ここからは個人的な考えですが……。
変異に対抗して考えられたのが、mRNAワクチンだとするならば。
mRNAワクチンが身体に作らせるスパイクタンパク質は、先端の部分ではなく、とげとげの軸部分への免疫が作られやすくなっているのでは、と推察しております。
さて、実際にワクチンを打った体験ですが。
最初は、打った腕が痛い、というよりむくんで張っていく感覚でした。
むくんだところに冷湿布を貼って、その日はほかに何もなくお休みなさい、です。
打ったのが夕方だったためか、副反応は翌日夕方にやってきました。
買い物中に、全身がなんとなくだるくなりまして、動きたくなくなりました。
そしてなぜか欲しくなったのが、プロテイン増し増しの牛乳(1リットル)と生野菜サラダとグラノーラと梅酒サワー。
買って帰宅し、梅酒サワー以外を食べ、おちついたところでお酒を投入。
全身から滝のように汗が出ましたので、布団に潜り込みました。
翌日にはすっきりさわやか。
問題なく日常生活を過ごすことができました。
腕の痛み以外には何もない人が大半の一回目としては、重めの副反応でした。
実は心当たりがございます。
故郷にいたときには、毎年のように熱があまり出ない風邪をひいておりました。
それらが新型ではないコロナウイルス性の風邪だったら、今回のスパイクタンパク質を覚えていても不思議はないかな、と考えております。
経験からの結論といたしましては。
『副反応は時間をおいてやってくるので、翌日は仕事を入れないほうがいい』
これにつきます。
ご参考になれば幸いに存じます。
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